通信制高校を知ろう!(No5:卒業後の進路について)

高校生にとって進路は一番の関心事です。
全日制(普通科)ですと、約94%が大学・専門学校(及び、その他職業訓練校なども含む)に進学します。
一方で、通信制の場合、進路不定という生徒も少なくありません。

文部科学省の調査結果(平成30年度)を見ると、通信制高校には、186,500名の生徒が通っています。(高校生の約19名に1名は、通信制の生徒になります。)
生徒数は増えている一方、卒業生の約4割の生徒の進路が未定という状況です。

通信制高校には、多種多様な生徒が来ます。進学する生徒もいれば、就職をする生徒もいますし、海外で既に活躍しているアスリートなどもいます。
そのため学校側のサポートは、大変です。全日制(普通科)ですと進路指導=進学指導です。それも日本の大学への進学です。
しかし通信制ですと、進学先が海外ということも珍しくありません。
今年、本校からカナダの大学に合格した生徒がいますが通信制から海外の大学というのはよくあるパターンです。
そのため進路指導も、日本の大学進学はもちろんのこと、海外進学のためのノウハウも持っていなければ生徒が満足しません。
また一方で、進学しない(つまり就職する)生徒も多数います。就職先の斡旋も通信制高校の大事な役割です。
そのため様々な資格が取れるコースを設定している学校も少なくありません。

本校であれば情報コースや、建設技能コースなどがあります。
建設機械の運転免許証を取ったり、ワード、エクセルなどの資格を取るコースです。

地元の企業などと協力してやっています。そのため精華学園の進路実績は94%にもなります。

通信制高校の場合、進路や就職を考えて動いてくれる学校もあれば、高卒の資格だけを与える学校もあります。
色々と調べた上で、自分にとってベストな学校を選んでくださいね。